グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




ホーム > 特色・広報 > 統計情報 > DPC臨床指標 > DPC病院指標(2017年度)

DPC病院指標(2017年度)



医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省のホームページにリンクしています)

1.年齢階級別退院患者数

年齢区分 0 ~ 10 ~ 20 ~ 30 ~ 40 ~ 50 ~ 60 ~ 70 ~ 80 ~ 90 ~
患者数 624 151 133 201 381 504 967 1359 1301 390
割合 10.38% 2.51% 2.21% 3.34% 6.34% 8.38% 16.09% 22.61% 21.64% 6.49%

年齢階級別患者割合

 当院で最も退院患者の多い階級は70代で、全体の22.61%を占めています。
 上記の円グラフでもわかるように70以上の高齢者が全体の52.11%と約半数を占めており、高齢患者の割合が半数を占めています。
 当院は、高齢な患者に対して認知症に対するサポートチームや、嚥下防止のための歯科医師と連携したNST、カテーテル抜去後の排尿障害に対する排尿ケアチーム等、様々な職種で構成されたチームによりADLを向上を目指した取り組みを行っています。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

 診療科別に症例数の多い上位5つの診断群分類について、それぞれの平均在院日数、平均年齢等を示したものです。それぞれの診療科が、どのような疾患を多く診療しているかを知ることが出来ます。
 当院は、日常誰もがよく患う症例が多く、平均在院日数が短い傾向にあります。これは、西三河南部西医療圏(刈谷市・安城市・碧南市・西尾市・知立市・高浜市で構成される医療圏)で中核的な医療機関であること、また、より効率的な医療提供を行っていることを反映しています。

用語について

●DPCコード
 診断群分類を表すコードで疾患と治療方法の組み合わせにより分類されています。同じ疾患での治療内容によりコードが変わる
●DPC名称
 分類されたコードに対する病名
●平均在院日数
 自院、当院に入院した日数の平均値
 全国、厚生労働省が公表した全国のDPC対象病院の入院日数の平均値
●転院率
 該当する症例で当院から他院に転院して治療を継続することとなった患者の割合
●患者用パス
 疾患ごとに作成された入院治療計画書のこと

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 154 18.71 17.71 1.95 83.45
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 75 2.52 3.03 2.67 64.96
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 72 26.00 20.83 9.72 84.60
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 56 4.70 4.62 0.00 67.89
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 56 14.57 12.34 3.57 81.54
 症例数の多い「心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし」は、救急搬送による症例が多く生命にかかわる重篤な疾患の一つです。また、平均年齢が84.52歳と高く回復までに日数を要しています。心不全は心臓の血液循環力が低下しうっ血することで症状が生じます。当院では、点滴・投薬による治療が主です。
 「狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし」は心臓カテーテルによる検査による入院です。平均在院日数は2.52日と短く、入院初日に検査を行い翌日に退院となります。
 「誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし」は食事等においてムセることにより肺に固形物が入り肺炎となる症例で、高齢者に多く当院の平均年齢も84.60歳となっています。主に抗生物質による点滴治療と重症な場合は酸素投与で治療を行います。また、嚥下訓練や摂食機能療法などを行い、患者さんが安心して食事摂取できるよう取り組んでいます。
 「狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし」はカテーテルを使用した経皮的冠動脈ステント留置術によるもので、心臓の血管(冠動脈)の梗塞した部分にガイドワイヤーを設置し再梗塞しないようにする手術です。平均在院日数は4.62日で入院当日に手術を行い、術後は約3日間点滴等で経過入院となります。当院では、24時間循環器内科の医師が治療できる体制を整えています。
 「腎臓または尿路の感染症 手術なし 副病名なし」は、主に尿路感染症等の疾患です。尿管カテーテルでのやむを得ない感染等の治療が主で、当院では点滴治療を行っています。高齢者の罹患が高く平均年齢が81.54歳となっています。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 188 14.17 16.38 25.53 73.62
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 8.09 9.99 4.55 35.05
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 副傷病なし 17 7.18 16.95 0.00 51.65
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 13.77 18.34 7.69 73.69
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 12 12.08 12.34 8.33 84.75
 症例数が1番多い「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2」、4番目に多い「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2」は、いずれも脳梗塞による症例で、Rankin Scale(発症前の状態)や肺炎等の副傷病名の有無により違いますが、治療内容はほぼ同一です。全症例においてエダラボンを点滴で使用しています。エダラボンは発症後24時間以内であれば使うことができ、発症後3時間以内であれば、特に高い治療効果を得ることができるとされています。当院でも24時間、専門医である神経内科の医師が治療できる体制を整えています。
 また、これら症例は急性期の治療が終了したと見込まれる28日目を基準に、地域の回復期やリハビリテーション専門病院に転院する地域連携パスを使用しているため、転院率が高くなっていますが、患者さんが住み慣れた地域内で継続して回復期における適切治療が受けられる安心感があります。
 2番目に多い「脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし」は脳炎や髄膜炎等の症例です。点滴での治療が主で平均在院日数は8.09日と早期の退院となります。
 3番目に多い「免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 副傷病なし」は多発神経炎等の症例です。主な治療はガンマグロブリンの投与によるもので、当院では平均年齢51.65歳で在院日数7.18日です。
 5番目に多い「腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし」は、尿路感染症等の疾患で点滴治療が主です。高齢者が多く平均年齢は84.75歳、平均在院日数12.08日です。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 118 5.11 5.94 0.85 2.31
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 81 5.78 5.70 0.00 3.54
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 64 6.44 6.18 0.00 0.00
030270xxxxxxxx 上気道炎 63 4.32 4.84 0.00 2.51
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 41 3.63 5.50 0.00 5.49
 「急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし」は、気管支粘膜に炎症が起こり、痰を伴う咳がみられる症状です。平均年齢が2.31歳と低く、当院でも2歳未満が多くの割合を占めています。主に点滴や投薬治療にて経過を診て、ほぼ全国平均と同様な日数で退院しています。
 「肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし」は、小児の肺炎で大人と違いA-DROPのような重症度はありません。小児については検査でマイコプラズマや細菌培養の検査を行う割合が高くなっています。治療は抗生物質の投薬または点滴が主で、入院期間は5.78日と短いのが特徴です。
 「妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし」は低出生体重児による入院です。産婦人科と連携して出産後のフォローを行っています。
 「上気道炎」は鼻腔、咽頭、扁桃、喉頭に起こった炎症症状を言い、鼻炎、咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎などの風邪の初期症状が対象となります。当院ではこの症例の半数が2歳までの患者で占められています。診断時にアデノウイルス検査や呼吸器の細菌培養検査を行い、点滴や投薬による治療を行っています。
 「ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし」は感染症による胃腸炎やウイルスによる腸感染で腹痛や下痢の症状が対象です。診断時に呼吸器の培養の検査やロタウイルスの確認等をほとんどの症例で行っています。治療は抗生剤による投薬と点滴で、平均在院日数は3.63日と全国平均より1.87日早い退院となっています。
  小児科の症例数の多い疾患については、自院の在院日数は、ほぼ全国と同様となっています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 54 7.02 6.64 0.00 57.63
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 43 9.12 8.98 0.00 75.14
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 35 5.34 5.56 0.00 37.29
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 29 3.55 4.47 0.00 68.72
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 18.70 15.61 0.00 70.40
 「胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等」は、腹腔鏡を用いたクリニカルパスで治療を行い、平均在院日数は7.02日となっています。
 「ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし」は、腹腔鏡を用いたクリニカルパスで治療を行い、平均在院日数は9.12日となっています。
 「虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等」はよく言われる「盲腸」の治療で、若年層も多く平均年齢は37.29歳となっています。腹腔鏡による虫垂切除術で患者さんへの負担が少なく、入院日数も5.34日と全国平均と同じくらいです。
  症例数の多い上位3つの疾患については腹腔鏡を使用することにより、患者さんへの負担が少なく回復も早く早期に退院でき、通常の生活に戻ることができます。平均在院日数も自院と全国はほぼ同様な日数となっています。
 「結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし」は、結腸の悪性新生物の対する化学療法の治療です。抗がん剤としてはアバスチンを使用し、平均在院日数は3.55日です。
 「結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし」は結腸の悪性腫瘍に対して手術を行った症例です。当院では、平均年齢が70.40歳で平均在院日数18.70日です。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 91 27.22 27.09 59.34 81.63
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 66 24.02 19.94 36.36 81.79
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 58 6.03 5.21 1.72 54.45
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 22 31.27 25.09 4.55 73.18
160700xx97xx0x 鎖骨骨折、肩甲骨骨折 手術あり 副傷病なし 22 4.23 5.54 0.00 41.00
 「股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等」は高齢者が転倒した際に発生する大腿骨頚部・転子部等の骨折に対し人工骨頭挿入等の手術を行う治療です。平均年齢は81.63歳と高齢者が多くなっています。地域連携パスとして術後14日以内に地域の回復期やリハビリテーション専門病院に転院できるよう設定し地域れ切れ目のない治療を提供しています。地域での受け入れ体制が整っていることもあり転院率は59.34%、平均在院日数は27.22日で転院しています。なお、人工骨頭等の手術後は術後1日目で半数以上の患者さんにベッド上等での早期リハビリテーションを開始しています。
 「胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病なし」は脊椎(背骨)における骨折で手術をしない症例となります。手術をせず、フォルテオ等の骨粗鬆症に対する注射による治療とリハビリテーションを実施しています。平均年齢81.79歳と比較的高齢な患者さんが多いこともあり、在宅に戻る前に地域の回復期やリハビリテーション専門病院に転院し継続して治療を受けています。
 「前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし」は、前腕や手の骨折でプレートや釘で固定等を行った手術です。上肢の骨折のため歩けないこともなく平均在院日数6.03日と早く退院でき外来での治療となります。なお、この症例は固定し不要となった際の抜釘等の手術も含みます。
 「膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等」は膝の関節症に対する人工骨頭挿入術等の手術を行った症例です。平均年齢は73.18歳と比較的高くなっています。当院では術後1日目でベッド上のリハビリテーションの実施を行い早期回復を目指します。
 「鎖骨骨折、肩甲骨骨折 手術あり 副傷病なし」は上腕~肩、鎖骨おける骨折で手術を行った症例です。平均年齢が41.00歳と若く、整復術等を行いますが、上肢の骨折のため歩けないこともなく平均在院日数4.23日と早く退院でき外来での治療となります。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 26 8.96 9.68 0.00 79.69
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 25 30.04 19.10 56.00 71.04
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
 「頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし」は慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術の症例です。軽微な頭部打撲をきっかけにして、脳の表面に微量の出血等によりその反応でつくられる膜から少しずつ出血が繰り返され、血腫が大きくなり意識障害となることがあり、高齢者に多く平均年齢が79.69歳です。うち、救急搬送症例もあり、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術の緊急手術もあります。平均在院日数は8.96日で退院または転院となっています。
 「非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし」は脳内出血等のいわゆる脳卒中の症例です。当院では、神経内科と連携し出血がある場合は脳神経外科で対応し、脳卒中地域連携パスを使用した治療を行っています。入院後は点滴や投薬により高血圧症等の入院時併存症に対する治療を行い平均在院日数30.04日で退院または転院となります。56.00%の患者が転地域連携パスを使用し、地域の回復期やリハビリテーション専門病院への転院しています。

※患者数が10症例未満については病院情報の公表にかかるルールにより公表はせず「-」表示となっています。

呼吸器外科

※上位3位全ての患者数が10未満のため病院情報の公表にかかるルールにより公表はしていません。

小児外科

※上位3位全ての患者数が10未満のため病院情報の公表にかかるルールにより公表はしていません。

皮膚科

※上位3位全ての患者数が10未満のため病院情報の公表にかかるルールにより公表はしていません。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 58 6.29 7.31 0.00 73.02
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 45 3.02 11.31 0.00 66.64
11012xxx040x0x 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1なし 副傷病なし 34 2.21 2.73 0.00 52.50
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 16 15.06 12.34 0.00 78.19
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 12 7.83 9.73 0.00 74.92
 「膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし」は膀胱における悪性腫瘍に対し、尿道から手術用の内視鏡を挿入し摘出する症例でTUR-Btと呼ばれています。8日で退院となるクリニカルパスを適用しています。平均在院日数は6.29日で、内視鏡を使用したため患者さんの負担もなく早期での退院となります。
 「膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし」は、膀胱の悪性腫瘍に対する化学療法の治療で、ゲムシタビンとシスプラチンを併用したレジメン(化学療法の組み合わせ)が主です。平均年齢が66.64歳で平均在院日数は3.02日です。
 「上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 」は腎結石及び尿管結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を使用する症例で、2~3日で退院となるクリニカルパスを適用しています。
 「腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし」は尿路感染症等の疾患で、当院では抗生物質による点滴治療が主です。 
 「前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術」は前立腺肥大に対し尿道から内視鏡を入れて前立腺を削る手術でTUR-Pと呼ばれています。8日で退院となるクリニカルパスを適用しています。平均在院日数が7.83日のため、ほぼクリニカルパスどおりとなっています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 163 2.00 4.98 0.00 61.20
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 53 2.00 5.02 0.00 66.96
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 23 2.00 4.75 0.00 58.04
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 16 9.25 9.27 0.00 68.81
120110xx99xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし 副傷病なし 15 7.93 8.00 0.00 36.73
 「子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし」は子宮頚部・体部の悪性新生物に対する化学療法を行った症例です。イ リノテカン、シスプラチン等を併用したレジメン(化学療法の薬剤の組み合わせ)で2日間投与となります。平均在院日数が2.00日となっているように全症例が2日で退院し、定期的に同様な治療を繰り返しています。平均年齢は61.20歳と他の診療科の悪性腫瘍と比較し若年~壮年層の割合が高くっています。
 「卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし」は卵巣の悪性新生物に対する化学療法を行った症例です。イリノテカン、シスプラチン等を併用したレジメン(化学療法の薬剤の組み合わせ)で2日間投与となります。平均在院日数が2.00日のようにほぼ全症例で2日間で退院し、定期的に同様な治療を繰り返しています。平均年齢は66.96歳と他の診療科の悪性腫瘍と比較し若年~壮年層の割合が高くなっています。
 「 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 」はは卵巣の悪性新生物に対する化学療法を行った症例です。パラプラチン+タキソテール等を併用したレジメン(化学療法の薬剤の組み合わせ)で2日間投与となります。平均在院日数が2.0日のように全症例で2日間で退院し、定期的に同様な治療を繰り返しています。
 「生殖器脱出症 手術あり」は子宮脱等で手術を施行した症例です。平均年齢は68.81歳で平均在院日数は9.25日と全国平均とほぼ同じです。
 「子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし 副傷病なし」は骨盤炎等の疾患で、治療は抗生剤の点滴で行います。平均年齢36.73歳と比較的若年で平均在院日数は7.93日と全国平均とほぼ同じです。

眼科

 通常の「白内障における水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)」の手術はDPCではなく診療報酬点数表における短期滞在手術基本料(1日当たり定額)です。2日間のクリカルパスを使用しています。

※上位3位全ての患者数が10未満のため病院情報の公表にかかるルールにより公表はしていません。

耳鼻いんこう科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 18 5.00 5.15 0.00 65.06
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
 「前庭機能障害 手術なし」は眩暈症やメニエールにおける点滴治療による症例です。平均在院日数は5.00日です。全症例がアデホスやビタミン剤等の点滴による治療ですが、再入院の割合も若干多く、完治までに時間がかかる症例です。

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

 最も罹患率の高い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)の病期(Stage)ごとの入院における症例数を集計です。
 がんの症例数により治療状況や、また病期分類別にみることでどこまで重篤な状態のがん患者さんを受け入れているかわかります。
 化学療法が外来で行なわれた場合は患者数に含まれません。また、検査入院においてがんの確定に至らない場合のStageは不明となっています。

※病期(Stage)とは、がんの進行状態を示すものであり、0期からⅣ期の5つに分類されます。0期に近いほどがんが小さくとどまっている状態であり、Ⅳ期に近いほどがんが広がっている状態となります。
5大癌 StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明 再発 病期分類基準 版数
胃癌 23 20 2 17 4 39 1 7
大腸癌 13 15 23 36 6 85 1 7
乳癌 17 11 4 7 1 9 1 7
肺癌 5 7 6 22 4 28 1 7
肝癌 1 2 3 2 2 5 1 7
●初発【初めて癌で入院治療した患者さん】
 大腸癌の入院患者さんが最も多く93人です。StageⅣは36人で、多くの患者さんは化学療法や放射線治療を行っています。StageⅠ、Ⅱ、Ⅲで遠隔転移(他の臓器への転移)がない患者さんは結腸切除術等の手術を行っています。
 次に多いのが胃癌の入院患者さんで66人です。StageⅠ、Ⅱ、Ⅲで遠隔転移(他の臓器への転移)がない45人については胃切除や内視鏡による手術を施行しています。StageⅣでは化学療法による治療を行っています。
 肺癌の院患者さんは44人です。StageⅣは23人で化学療法の治療を行っています。StageⅠ、Ⅱ、Ⅲで遠隔転移(他の臓器への転移)がない18人は肺悪性腫瘍等の手術を行っています。
 乳癌の入院患者さんは40人です。StageⅣは7人ですがStageⅠ、Ⅱ、Ⅲで遠隔転移(他の臓器への転移)がない患者が乳腺悪性腫瘍手術等を行っています。
 肝細胞癌での入院患者さんは10人です。StageⅠ、Ⅱ、Ⅲの患者さんのみで肝切除術等を行った患者さんは1人でした。化学療法の施行もありませんでした。

●再発【癌治療終了後に再発した患者さん。他の病院で治療後に再発した患者数も含みます】
 一番多いのが大腸癌の再発入院患者さんで85人でした。結腸切除術等の手術や化学療法による治療を行っています。
 次に多いのが胃癌の再発入院患者さんで39人です。胃切除や内視鏡による手術や化学療法による治療を行っています。
 肺癌の再発入院患者さんは28人でした。肺悪性腫瘍等の手術や化学療法による治療を行っています。
 乳癌の再発入院患者さんは9人でした。主に化学療法を施行しています。
 肝癌の再入院患者さんは5人でした。
 
 高齢で化学療法や手術により体力が消耗しQOLが低下してしまうがん患者さんが増加しています。痛みを取る緩和治療や経過観察による治療も選択肢として選ばれています。


4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

 市中肺炎の重症度を表すA-DROPスコアによる分類で、入院時の状態によって分類されています。
  重症度0を「軽症」、1、2を「中等症」、3を「重症」、4、5を「超重症」といいます。
  一般的に、高齢の方ほど重症になりやすく、在院日数も長くなっています。
重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 4 11.50 60.00
中等症 118 13.86 74.36
重症 47 16.04 81.32
超重症 21 25.10 86.48
不明 0 0.00 0.00
●A‐DROPスコアは、日本呼吸器学会が定めた重症度分類で、次の5つの因子から判定します。
 A (Age):男性70歳以上、女性75歳以上
 D(Dehydration):BUN 21mg/dl以上または脱水あり
 R(Respiration): SpO2(酸素飽和度)90%以下(PaO2 60torr以下)
 O(Orientation):意識障害あり(肺炎に由来する)
 P(Pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下

 ・上記指標のいずれも満たさないもの ⇒ 軽症
 ・上記指標の1つまたは2つを有するもの ⇒ 中等症
 ・上記指標の3つ以上を有するもの  ⇒ 重症 (ただし意識障害・ショックがあれば1項目のみでも重症)
 ・上記指標の4つまたは5つを有するもの ⇒ 超重症
 ・上記指標で1つでも不明があるもの ⇒ 不明

5.脳梗塞のICD10別患者数等

入院中に医療資源を最も投入した傷病名のICD10コードの上3桁で集計しています。

●ICD10コード
 International Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の略称で、世界保健機関(WHO)が世界保健機関憲章に基づき作成した、傷病に関する分類です。世界の異なる国における傷病の状況を比較できることを目的とした標準的分類で、現在は1990年のWHO総会で改定された、第10回修正版(ICD-10)が採択されています。
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 285 18.86 74.91 33.45
その他 5 23.40 59.40 0.34
 発症3日目以内の急性期脳梗塞の患者さんが全体の約98%を占めています。当院ではそういった緊急性のある疾患に迅速に対応できるよう、24時間365日患者さんを受け入れ、常時CT・MRIなどで診断ができる万全の体制を整えています。
 発症後3時間から6時間の超急性期脳梗塞には、t-PAという血栓を強力に溶かす薬を点滴投与する治療を優先して実施し、適応する場合には脳血管内治療(局所血栓溶解療法や血栓回収療法)を行っています。

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

診療科別に、手術件数の多い上位3つの術式について集計しています。
手術術式の診療点数表コード(Kコード)をもとに集計しています。
入院中に複数の手術を行った場合は、主たる手術を件数としてカウントしています。

※患者用パスについては公開していませんが、適用のあるものは〇で表示しています。

内科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 54 2.83 3.07 0.00 69.63
K654 内視鏡的消化管止血術 45 1.49 17.24 2.22 72.38
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 32 3.53 9.25 0.00 69.97
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 24 0.00 8.96 0.00 65.33
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 21 2.76 14.90 0.00 79.95
 「K5493経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの)」、「K5492経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの)」は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対する経皮的冠動脈ステント留置術を含む、PCIです。虚血性心疾患に対する血管内治療とは、血管内にカテーテルという細い管を挿入し、血管の内側から狭窄部位を削ったり、拡張したりする手術を指します。ほとんどの患者さんがクリニカルパスを使用し、短期間での退院が可能となっています。
 「K654内視鏡的消化管止血術」は消化管から出血した部位を内視鏡により薬を噴霧し止血する手術で、緊急で行うことが多いです。
 「K6871内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの)」は、胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減したり総胆管結石の治療時に、内視鏡下にて電気メスで十二指腸の胆汁排泄口を切開する方法です。
  内科の主要手術については、循環器系と消化器系のカテーテルや内視鏡による手術が主となっています。また、いずれも患者さんへの負担が少なく術後の平均在院日数も短くなっています。

神経内科

※上位3位全ての患者数が10症例未満のため病院情報の公表にかかるルールにより表示していません。

小児科

※上位3位全ての患者数が10症例未満のため病院情報の公表にかかるルールにより表示していません。

外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 66 1.27 5.38 0.00 59.11
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 49 1.31 2.73 0.00 64.37
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 35 0.14 4.20 0.00 37.29
K6335 鼠径ヘルニア手術 34 1.50 5.85 0.00 73.47
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 32 1.72 6.00 0.00 63.63
 「K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術」は腹腔鏡下にて総胆管結石や胆嚢炎等により悪化した胆嚢を摘出する手術です。胆嚢は肝臓の近くにある臓器で、肝臓で産生された胆汁と呼ばれる液を貯蔵ししています。胆嚢は胆汁を放出し脂肪の溶解を手伝います。胆嚢なしでも正常な消化はできますので、摘出しても問題はありません。
 「K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)」は、股の両脇(鼠径部)の筋肉の壁が薄い部分からお腹の内臓部分が出っ張った鼠径ヘルニアに対し、腹腔鏡を使用し、筋肉の薄くなっているお腹の内側からシート(メッシュ)を貼り出っ張らないようにする手術です。
 「K718-21腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)」は虫垂炎に対し腹腔鏡下にて感染した虫垂を摘出する手術です。感染を引き起こし腹膜炎を併発することもあり緊急での手術も多いです。
腹腔鏡を使用したこれらの手術は、傷痕が目立たず患者さんへの負担も少ないことから短期間で退院が可能です。クリニカルパスを使用しほとんどの患者さんが術後1~3日で退院しています。
 「K6335ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)」は「K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)」の腹腔鏡を使用しない手術です。腹腔鏡を使用する場合と比較し、退院までの日数が約2日長くなります。
 「K6113抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)」は抗がん剤に対する点滴を持続注入するための留置カテーテルを設置する手術で、術後は化学療法の等の抗がん剤投与を行います。短時間の手術で埋め込みが可能です。
 外科の手術の上位5位までは、いずれもクリニカルパスを使用した手術です。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 81 3.57 22.04 49.38 80.57
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 47 2.11 7.04 6.38 62.72
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 33 2.48 30.91 6.06 72.33
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 24 4.92 24.38 70.83 78.83
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 22 2.09 9.23 13.64 49.45
 「K0461骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)」、「K0811人工骨頭挿入術(股)」は大腿骨頚部・転子部等の骨折で、いずれも80歳台の高齢者が多く患う疾患に対する手術です。術後14日で、地域の回復期やリハビリテーション専門病院へ転院する地域連携パスを使用しています。術後が約22.04日となっているため、高齢のため術後に感染症等の続発症や誤嚥性肺炎等の併発症などが発生し転院できる状態まで日数を要している事例も少なからずあります。
 「K462骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨)」は骨折に対する手術です。プレートや鋼線等の挿入により固定を行う方法で術後の平均在院日数は7.04日です。リハビリテーションの継続治療により6.38%の割合の患者さんが回復期やリハビリテーション専門病院へ転院しています。
 「K821人工関節置換術(膝)」は膝関節症の悪化により障害のおこった関節を金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工の関節に置き換える手術です。術後の平均在院日数は24.38日と長く、回復まで時間を要します。
 「K0463骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他)」は骨折に対するピンディング等の手術です。平均年齢が49.45歳と比較的若年が多く、術後の平均在院日数も9.23日と早めになっています。
 整形外科では、リハビリテーションの必要性から回復までに時間を要す症例は地域連携パスを使用して、回復期やリハビリテーション専門病院へ転院する症例が多く、安心して患者さんが住んでいる地域で医療を受けられるようになっています。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 23 0.39 8.91 0.00 82.39
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
 「K1642 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 」は、硬膜と脳の間に発生した血腫に対し穿頭して血腫除去、洗浄を行う手術です。頭部外傷後しばらくしてから頭部の頭蓋骨の下にある脳を覆っている硬膜と脳との隙間に血(血腫)が貯まる病気で、血腫が脳を圧迫し意識障害等等を引き起こすため、緊急での手術も多く救急搬送症例が多いです。特に高齢者に多く平均年齢82.39歳で、術後の平均在院日数は8.91日です。
症例は少ないですが、内視鏡下による脳内血腫除去も行っています。

※患者数が10症例未満については病院情報の公表にかかるルールにより公表せず「-」表示となっています。

呼吸器外科

※上位3位全ての患者数が10症例未満のため病院情報の公表にかかるルールにより表示していません。

小児外科

※上位3位全ての患者数が10症例未満のため病院情報の公表にかかるルールにより表示していません。

皮膚科

※上位3位全ての患者数が10症例未満のため病院情報の公表にかかるルールにより表示していません。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 93 0.63 1.13 0.00 55.39
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 59 1.15 4.37 0.00 72.85
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) 13 1.00 6.00 0.00 75.92
- - - - - - -
- - - - - - -
 「K768体外衝撃波腎・尿管結石破砕術」は腎結石及び尿管結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を使用する手術で、診療報酬請求における短期滞在手術基本料(1日当たりの定額)で、2~3日で退院となるクリニカルパスを適用しています。
 「K8036イ膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの)」は膀胱における悪性腫瘍に対し、尿道から手術用の内視鏡を挿入し摘出する症例でTUR-Btと呼ばれています。8日で退院となるクリニカルパスを適用しています。術後の平均在院日数は4.37日で退院です。内視鏡を使用したため患者さんの負担もなく早期での退院となります。
 「 K8142経尿道的前立腺手術(その他のもの)」は前立腺肥大に対し尿道から内視鏡を入れて前立腺を削る手術でTUR-Pと呼ばれています。8日で退院となるクリニカルパスを適用しています。術後の平均在院日数は6.00日でクリニカルパスを適用しています。
 泌尿器科は、よくある手術はクリニカルパスを適用する症例も多く、また鏡視下での手術も多く患者さんの負担の少ない手術で早期の回復が可能となっています。

※患者数が10症例未満については病院情報の公表にかかるルールにより公表せず「-」表示となっています。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K877 子宮全摘術 16 1.19 8.75 0.00 52.56
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) 15 1.00 7.33 0.00 68.47
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 14 0.36 7.79 0.00 40.86
- - - - - - -
- - - - - - -
 「K877子宮全摘術」は子宮筋腫や子宮腺筋症のように再発リスクの高い病気や、子宮体がんや卵巣がんなどのように他臓器に転移する危険性がある病気に対し子宮を全て摘出する手術です。
 「K8654子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術(腟式、腹式))」は子宮を支える骨盤底筋群の衰えや靱帯の緩みによって発生する子宮脱に対する手術です。膣から子宮を摘出し、膣壁の緩んだ箇所を切除して縫い縮め、その後、直腸と膣を支えている肛門挙筋を補強する等の手術です。
 「K8881子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹)」は卵巣、卵管を摘出する手術です。卵巣がん、卵巣境界悪性腫瘍で行われます。良性卵巣腫瘍でも卵巣温存希望のない方や閉経後の方、巨大卵巣腫瘍で子宮温存が困難な方に行っています。 
 
※患者数が10症例未満については病院情報の公表にかかるルールにより公表せず「-」表示となっています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 281 0.00 1.00 0.36 74.55
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
 「K2821ロ水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)」は白内障における手術で、濁った水晶体を取り除き人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入することです。で診療報酬請求における短期滞在手術(1日当たり定額)で、術日と術後1日で退院の2日間のクリカルパスを使用しています。

※患者数が10症例未満については病院情報の公表にかかるルールにより公表せず「-」表示となっています。

耳鼻いんこう科

※上位3位全ての患者数が10症例未満のため病院情報の公表にかかるルールにより表示していません。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

播種性血管内凝固、敗血症などの合併症の患者数と発症率を集計しました。
DPC病名と入院契機が「同一」か「異なる」に分類して集計しています。

「同一」はある病気の診療目的で入院し、その病気の治療を行ったということを表し、「異なる」はある病気の診療目的で入院したが、併発していた、もしくは入院中に違う病気が発症したことにより、その治療が主となってしまった場合を表します。
DPC 入院契機 症例数 発生率
130100 同一 0 0.00
130100 異なる 13 0.22
180010 同一 21 0.35
180010 異なる 39 0.65
180035 同一 0 0.00
180035 異なる 0 0.00
180040 同一 14 0.23
180040 異なる 2 0.03
●播種性血管内凝固・・・感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。
●敗血症・・・感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。
●真菌症・・・真菌による感染症です。
●手術・処置などの合併症・・・手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。

合併症は、どのような術式でもどのような患者さんでも、一定の確率で起こり得ます。
やむを得ず発生した合併症については治療をしっかり行うよう努めています。
合併症は、不注意で発生する医療事故とは違います。