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ホーム > 診療科・部門紹介 > 診療科 > 耳鼻いんこう科 > 睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群


睡眠時無呼吸症候群とは - Sleep Apnea Syndrome -
睡眠中に無呼吸を繰り返し、日中の眠気など様々な症状を呈する疾患の総称です。その中でものどの閉塞により無呼吸を起こす閉塞型睡眠時無呼吸と呼ばれるものが多いです。原因として肥満、扁桃肥大などがあります。電車、バス、トラックの運転士が居眠り事故を起こした事例は記憶に新しいです。

気道が開いて肺へスムーズに空気が流れている

気道が閉塞され肺へ空気が流れるのが妨げられている


こんな症状はありませんか?

下記のほかにも、性格の変化、だるさ、幻覚、不眠があります。

いびき、熟睡感がない

日中の眠気

夜間に目が覚めやすい

起床時の頭痛

眠っている間に呼吸がとまる


主な原因

  • 肥満:「大きなお腹」「首が太く短い」人は注意
  • 小顎症:やせていても顎が小さいと気道がふさがれやすい
  • 扁桃肥大・アデノイド肥大

合併症

睡眠時無呼吸症候群は健康維持に重要な睡眠を阻害するため、さまざまな疾患(特に生活習慣病)を併発する頻度が高いといわれています。

普通の健康な人と比べ
  • 脳血管障害になる可能性…4倍
  • 高血圧症になる可能性……2倍
  • 心筋梗塞になる可能性……4倍

検査について

終夜睡眠ポリグラフィ検査

睡眠時無呼吸症候群の原因や重症度を調べたり、治療方法などを決定するためには、十分な検査が必要です。終夜睡眠ポリグラフィ検査は、睡眠の状態を全身的にチェックする検査です。
入院して、脳波や心電図、胸部・腹部の動き、血液中の酸素の量などを測定するセンサー類を体に取り付けて、自宅と同様に一晩寝て検査を行います。痛み等は全くありませんので、ご安心ください。

検査にかかる費用

ご加入されている健康保険や保険制度の変更により変わりますので当院までお問い合わせください。


治療について

適切な治療を行うと日中の眠気やだるさなどの症状がなくなるだけではなく、合併症の予防・改善につながります。

軽症の方

減量や飲酒をひかえるなどの生活習慣の改善により軽減し治ることもあります。

中~重症の方

CPAP療法が効果的です。鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくす治療。治療当初は鼻マスクに違和感を感じる方も多いです。

※小児の無呼吸、いびきの原因として鼻の奥にあるアデノイド、扁桃腺によるものが多く一般的に3歳以上であれば手術療法(アデノイド切除、扁桃摘出術)により無呼吸、いびきは軽減します。

検査を希望される方・お問合せ

当院では耳鼻いんこう科にて検査・治療を行っています。

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