リハビリテーション室
リハビリテーション室では、急性期病院として早期の家庭復帰・社会復帰を目指し、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等のチームによるリハビリテーションを行います。また、運動・言語・嚥下機能障害が残ったり、長引いたりすることにより、回復期・慢性期にわたるリハビリテーションを必要とする患者様に対しては、地域の他の医療・福祉施設と連携して、一貫したリハビリテーションが行えるよう働きかけます。
スタッフ構成
- 理学療法士:8名
- 作業療法士:4名
- 言語聴覚士:3名
理学療法
運動機能障害を伴う疾病の急性期や手術後の患者様を対象として、早期から機能訓練等を行って廃用(使わないことによる身体機能の衰え)を防いだり、運動機能を回復させることにより、将来起こりうる運動・動作の障害を最小限にとどめて早期の家庭・社会復帰を目指します。必要に応じて温熱療法・水治療法等物理療法や装具療法を併用します。
主な対象疾患は、骨折や脱臼などの外傷、変形性関節症など運動器変性疾患、脳卒中急性期、呼吸器外科術後、外科術後、廃用症候群など運動や動作に問題を生ずる疾患です。
主な対象疾患は、骨折や脱臼などの外傷、変形性関節症など運動器変性疾患、脳卒中急性期、呼吸器外科術後、外科術後、廃用症候群など運動や動作に問題を生ずる疾患です。
明るい理学療法訓練室です。大型の窓からは、四季折々の緑がみられます。
主に膝の筋力トレーニングを行います。
ここでは、屋外歩行練習をします。
春にはこぶし、八重桜などの花を咲かせ、夏には緑一色に、秋にはもみじが赤く染まります。
春にはこぶし、八重桜などの花を咲かせ、夏には緑一色に、秋にはもみじが赤く染まります。
作業療法
作業療法でいう「作業」とは、労働の意味ではなく、朝起きてから寝るまでの、生活の諸動作を意味します。つまり、食事、トイレ、着替えなどの日常生活の諸動作や仕事ができるように訓練・指導・援助を行います。
当院では急性期の患者様が多く、対象疾患は、脳血管障害などの脳疾患、脊髄損傷などの脊髄疾患、手の外科疾患などです。
当院では急性期の患者様が多く、対象疾患は、脳血管障害などの脳疾患、脊髄損傷などの脊髄疾患、手の外科疾患などです。
着替えやトイレ動作が行いにくい患者様に対してズボンの着脱を訓練している風景です。患者様の動きに合わせて動作訓練を行います。
手が動かしづらい患者様に対して箸操作を訓練している風景です。箸を使う動作を訓練し、箸を持ちやすいよう加工してある(自助具)などを使用することもあります。
巧緻動作(細かい精巧な動作)が行えるように訓練用具を使い、手指の動作訓練を行います。
言語機能障害・摂食嚥下機能障害を伴う疾病の急性期や手術後患者様を対象としています。発症後、早い時期より機能訓練等を行い、コミュニケーション手段の確保、言語機能・飲み込みの機能の回復ならびに廃用(使わないことによる身体機能の衰え)の予防を行うことにより、言語・飲み込みの障害を最小限にとどめ、早期の家庭・社会復帰を目指します。
脳血管疾患患者様への言語訓練風景です。