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研修体制


碧南市民病院は、「温かな、心のこもった医療の提供」を基本理念として、地域住民に信頼され愛される地域中核病院を目指しており、心臓外科、形成外科領域を除く2次救急を行っている最前線の急性期病院です。ベッド数320床の中規模病院ですが、20診療科、医師数50名弱を有し、コンパクトなまとまりの中で診療科相互の連携も取りやすく、各領域にわたってまんべんなく研修ができる初期臨床研修にふさわしい施設であると思います。各研修科でのローテーションは1名ずつであり、指導医のマンツーマンの指導の下、早い時期からプライマリケアの実践的な研修を丁寧にじっくり積むことができます。

当院は専門研修施設としての認定も数多く有しており、そのメリットを活かしながら、初期研修終了後ひきつづき常勤医師として活躍される方の多いのも特徴です。地域医療においては折からの医師不足もあって、地域住民、職員からの若手医師に対する期待は大きく、そうした面でのやりがいも初期研修後の当院における定着率が高いことの大きな要因であろうかと思います。

初期臨床研修を終了し、専門科の研鑽を積む時期になると、他科領域の診療手技を経験する機会などはまず、なくなってしまいます。ですから、プライマリケアの知識や基本手技に関しては当院のような実践重視の研修環境の中で、初期研修の間に、幅広い分野にわたり少しでも数多く自ら経験し身体で覚えておくことが、何れの進路へ進むにせよ、将来への貴重な財産となることでしょう。
一人でも多くの方が研修にいらっしゃることを期待しています。

研修医を育てる「医の心」

~研鑚された技術と暖かい人間性を有す「医の心」を養います~

医の心1. 研修医の意欲を尊重し、自己研鑽を養います。

  • 自ら希望した診療科のローテートにより、必要な手技習得が可能です。
  • 常にさまざまな症例が経験できるよう、院内の研修体制を整えています。
  • 常に探求能力を養うため、自ら経験した症例発表等による意欲向上を図っています。

医の心2. 手技習得・症例経験がしやすいよう研修環境を整えています。

  • 緊急手術の補助等にすぐ対応できるよう住環境の整備を行っています。
  • 多職種とのコミュニケーションがとりやすく、アットホームな雰囲気の中で実践力が養えます。
  • 県内トップレベルの待遇を目指しています。

医の心3. 1対1の指導、経験豊富な指導医により、高い倫理観と豊かな人間性を養うことができます。

  • 豊富な症例数を経験している指導医による指導が可能です。
  • 研修医数に比較し指導医数が多いためマンツーマンの指導が可能です。
  • 先輩研修医が後輩研修医を指導する屋根瓦方式の研修によりお互いのレベル向上を常に目指しています。

医の心4. 救急医療を担い、地域医療の指導的役割を経験できます。

  • 地域の中核病院としての特性を生かし、常に救急患者を受け入れているためプライマリーケアが豊富です。
  • 救急当番による救急患者へのファーストタッチで判断力が養えます。
  • 大学病院並みの医用画像装置高度医療機器を常に使用できます。

医の心5. 期待される医師の育成に取り組んでいます。

  • 病院長、看護師等のコメディカル及び事務職員が一丸となり、地域の住民から信頼され選ばれる人材を育てるため、碧南市の全面協力で取り組んでいます。

臨床研修の理念

医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常生活で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける

臨床研修の基本方針

医療とは患者・家族の要望に答えるべく、日々進歩する科学的知識に裏づけられ、研鑽された技術と暖かい人間性を有す「医の心」を提供することである。これを実践するために医師は単に専門分野の負傷又は疾病を治療するのみでなく、患者・家族の抱える様々な身体的、心理的、社会的問題を的確に認識、判断し、医療チームの中で治療、看護、介護サービス等の種々の方策を総合的に組織、管理し、問題解決を図る能力を備えることが必要となる。
期待される医師像として、
 生涯教育を受ける習慣・態度を有する。
 科学的妥当性、探究能力を有する。
 高い倫理観と豊かな人間性を有する。
 社会発展に貢献する使命と責任感を有する。
 自己の能力の限界を自覚し他の専門職と連携する能力を有する。
 チーム医療のコーディネーターとしての能力を有する。
 後輩の医師に対して指導できる能力を有する。
 地域の指導的役割を果す能力を有する。
が掲げられている。
臨床研修を行うことにより、プライマリ・ケアの理解を深め、患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を修得し、一般的に多く遭遇する疾患の診療、二次救急処置を確実なものとする。また、医療者として他人の痛みを理解する誠意ある心を育み、チーム医療のコーディネーターとして医療の設計者になるベく研鑽することが肝要である。さらに、科学的根拠に基づいた知識、技術を修得、体系化し、人生の各時期における疾病、病態を理解し、性差によるその違いも視野に入れ、患者の身体面でなく、精神的、心理面にも配慮する能力を身につけることが期待される。
一方で医療の社会的重要性及び公共性を理解し、医療における経済性を学び、更に安全医療へ邁進する一翼を担う意思を高めることが求められる。
以上、総括すると国民が納得できる医療者になるべく研修することが臨床研修に要求されていると考える。