医師臨床研修プログラムについて
碧南市民病院医師臨床研修プログラム8 (令和6年4月1日現在)
当プログラムにおける臨床研修(初期研修)の目標
適切な医療を求めて受診する患者さんにとって役に立つ、高い倫理観を有し、幅広い臨床能力を身に付けた臨床医の育成を目指します。
幅広い能力とは、プライマリーケアの専門医及び各診療専門科を目指す臨床医において基本的臨床能力を意味し、あらゆる症状を診ることができ、さらには精神障害や感染症、地域医療やへき地医療への理解を深めるとともに、保健・衛生・福祉サービスに対する知識も養い、2年間の研修でプライマリーケアを中心に幅広く研修を行います。
幅広い能力とは、プライマリーケアの専門医及び各診療専門科を目指す臨床医において基本的臨床能力を意味し、あらゆる症状を診ることができ、さらには精神障害や感染症、地域医療やへき地医療への理解を深めるとともに、保健・衛生・福祉サービスに対する知識も養い、2年間の研修でプライマリーケアを中心に幅広く研修を行います。
プログラムの特徴
当院は、「温かな心のこもった医療の提供」を基本理念に、地域住民から信頼され愛される地域中核病院を目指していることから、あらゆる患者(心臓外科、形成外科領域を除く)を24時間受け入れています。また、地域の精神及び精神救急医療を担う医療法人成精会刈谷病院、地域の特性を生かした臨床経験豊富な医師が所属する碧南市医師会の各医療機関、保健医療を包括的に理解することができる愛知県衣浦東部保健所、愛知県へき地医療支援機構のへき地医療研修プログラムを使用し、都会では経験できない保健、医療、介護、福祉の包括的な取り組みが経験できるよう、それぞれの施設・プログラムの特色を生かした臨床研修プログラムにより、適切な指導のもとプライマリーケアの知識、技術及び意思決定能力を習得することが可能です。
研修プログラム
年次報告書による各種報告内容
へき地医療研修プログラム(東栄病院・新城市民病院・知多厚生病院)
へき地医療研修については愛知県へき地医療支援機構のホームページから確認ください。へき地医療研修協力施設は、東栄町国民健康保険東栄病院、新城市民病院等で実施します。なお、年度により変更となる場合がありますのでご了承ください。
- 愛知県へき地医療支援機構(別ウィンドウで開きます)
研修科目と期間
科目 | 1年次 | 2年次 |
必修科目 |
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選択必修科目 |
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選択科目 | -- |
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※選択必修科目については、研修到達目標達成上、いずれも研修していただきます。
※選択科目については原則として2年目に行います。
※朝の勉強会、症例検討会、CPC、院内委員会及び院内各種講演会に参加します。
※2年次に必修科目の再選択も可能です。
※2年次の必修科目として当院の周辺の地域医療を担っている碧南市医師会の25医療機関協力のもと、1週間の研修を行います。
※2年次は、へき地医療研修を1ヶ月行います。
※選択科目については原則として2年目に行います。
※朝の勉強会、症例検討会、CPC、院内委員会及び院内各種講演会に参加します。
※2年次に必修科目の再選択も可能です。
※2年次の必修科目として当院の周辺の地域医療を担っている碧南市医師会の25医療機関協力のもと、1週間の研修を行います。
※2年次は、へき地医療研修を1ヶ月行います。
朝の勉強会
午前8時00分から研修医が様々な症例からテーマを決めて発表します。
臨床研修管理委員長や各科の指導医及び研修医が参加して活発に意見交換がされます。
臨床研修管理委員長や各科の指導医及び研修医が参加して活発に意見交換がされます。
(参考)平成28年度
日程 | 担当医 | 内容 |
4月15日(金) | 外科 佐藤 | 外科の「さしすせそ」と「OPQRST」 |
5月6日(金) | 外科 佐藤 | 結紮ラボ |
5月13日(金) | 研修医 杉浦 | その胃薬、本当に必要? |
5月20日(金) | 放射線技師 間瀬 | 超音波の講義 |
5月27日(金) | 研修医 伊藤 | 尿検査 |
6月2日(木) | 放射線技師 榊原 | 放射線被曝について |
6月3日(金) | 特別講演 中部ろうさい病院 藤田Dr.、濵田Dr. |
初期研修医の心得 |
6月9日(木) | 研修医 二瓶 | 不眠・せん妄について |
6月16日(木) | 小児科 大森 | 痙攣 |
6月23日(木) | 研修医 清水 | 口渇の一例 |
6月30日(木) | 神経内科 土井 | 頭の片隅にいれておきたい脳梗塞 |
7月7日(木) | 循環器 船戸 | 不整脈 |
7月14日(木) | 研修医 岩元 | イレウスについて |
7月21日(木) | 整形外科 松原 | 創傷治療について |
7月28日(木) | 研修医 埋田 | 浸潤麻酔について |
8月4日(木) | 外科 佐藤 | イレウスの基本中の基本 |
8月25日(木) | 研修医 濵子 | 歯性感染症 |
8月26日(金) | 特別講演 徳田安春Dr. | 症例発表 |
9月1日(木) | 消化器内科 三村 | 消火管出血について |
9月8日(木) | 研修医 山本 | 黄疸の一例 |
9月15日(木) | 小児科 土井 | -- |
9月29日(木) | 外科 亀岡 | 乳がんについて |
9月30日(金) | 特別講演 中部ろうさい病院 藤田Dr.、濵田Dr. |
研修医のための感染症診療の基本 |
10月6日(木) | 歯科口腔外科 梅田 | 親知らず |
10月13日(木) | 研修医 平野 | 総合診療スキルアップセミナーで学んだこと |
10月20日(木) | 循環器内科 杉浦厚 | 呼吸について |
11月17日(木) | 外科 松本 | ドレーンについて |
12月8日(木) | 研修医 清水 | 歯科口腔外科の一例 |
12月9日(金) | 特別講演 中部ろうさい病院 藤田Dr.、濵田Dr. |
酸塩基平衡の基本 |
12月15日(木) | 神経内科 久田 | 脳梗塞患者の初期対応 |
12月22日(木) | 研修医 伊藤 | |
1月5日(木) | 画像診断室 荒武 | MRIについて |
1月12日(木) | 研修医 杉浦 | 頻度から診る貧血診療 |
1月19日(木) | 循環器内科 中根 | 心不全について |
1月26日(木) | 研修医 平野 | 高カリウム血症について |
1月27日(金) | 特別講演 徳田安春Dr. |
バイタルサインでここまで分かる |
2月2日(木) | 消化器内科 中村 | |
2月9日(木) | 研修医 山本 | |
2月16日(木) | 血液内科 吉山 | |
2月23日(木) | 研修医 二瓶 | |
3月2日(木) | 泌尿器科 平田 | |
3月16日(木) | 外科 佐藤 | SEAについて |
手術室
副手術医として手術の助手を務め、手術終了後は指導医とともに患者さんの処置等を行います。
中央手術室での手術件数(平成28年度)
科名 | 入院(件) | 外来(件) | 合計 |
外科 | 449 | 18 | 467 |
呼吸器外科 | 30 | 0 | 30 |
小児外科 | 4 | 0 | 4 |
整形外科 | 480 | 76 | 556 |
産婦人科 | 129 | 0 | 129 |
泌尿器科 | 185 | 7 | 192 |
眼科 | 310 | 2 | 312 |
脳神経外科 | 33 | 0 | 33 |
皮膚科 | 7 | 2 | 9 |
耳鼻いんこう科 | 34 | 1 | 35 |
内科 | 0 | 0 | 0 |
神経内科 | 7 | 0 | 7 |
麻酔科 | 0 | 0 | 0 |
口腔外科 | 447 | 3 | 450 |
合計 | 2,115 | 109 | 2,224 |
月平均 | 189.3 |
麻酔(平成28年度)
全身麻酔 | 全麻 硬麻 | 全麻ブロック | 硬麻 | 脊麻 | 脊麻 硬麻 | 静麻 | 伝麻 | 局麻 その他 | 合計 | |
合計 | 294 | 261 | 216 | 9 | 310 | 87 | 336 | 143 | 568 | 2,224 |
月平均 | 24.5 | 21.7 | 18.0 | 0.7 | 28.0 | 7.3 | 28.0 | 11.9 | 47.3 | 185.3 |
前年度合計 | 292 | 328 | 181 | 2 | 368 | 99 | 289 | 148 | 553 | 2,260 |
※内科(消化器系)の内視鏡手術等は353件/年
※内科(循環器系)のカテーテルによる手術は128件/年
※胸腔鏡、腹腔鏡による手術は72件/年
※内科(循環器系)のカテーテルによる手術は128件/年
※胸腔鏡、腹腔鏡による手術は72件/年
外来での研修
ローテーション各科での週間予定(回診、抄読会、勉強会、カンファレンスなど)を決定し、原則として指導医とのチームを形成し、チームによる診療の中でon the job trainingを行っています。
科別の外来患者数(平成28年度)
科名 | 初診患者数(人) | 再診患者数(人) | 合計(人) | 日平均患者数(人) |
内科 | 3,969 | 37,736 | 41,705 | 171.6 |
精神科 | 47 | 5,271 | 5,318 | 21.8 |
神経内科 | 923 | 7,880 | 8,803 | 36.2 |
小児科 | 1,129 | 10,432 | 11,561 | 47.5 |
外科 | 629 | 8,739 | 9,368 | 38.5 |
整形外科 | 2,169 | 22,590 | 24,759 | 101.8 |
脳神経外科 | 350 | 3,065 | 3,415 | 14.0 |
呼吸器外科 | 7 | 403 | 410 | 1.6 |
小児外科 | 16 | 55 | 71 | 0.2 |
皮膚科 | 918 | 6,731 | 7,649 | 31.4 |
泌尿器科 | 788 | 9,250 | 10,038 | 41.3 |
産婦人科 | 825 | 10,813 | 11,638 | 47.8 |
眼科 | 528 | 9,967 | 10.495 | 43.1 |
耳鼻いんこう科 | 1,259 | 8,153 | 9,412 | 38.7 |
歯科口腔外科 | 4,224 | 12,395 | 16,619 | 68.3 |
放射線科 | 891 | 771 | 1,662 | 6.8 |
合計 | 18,672 | 154,251 | 172,923 | 710.6 |
救急外来
週1回程度、通常勤務時間帯に救急当番日を設け、全ローテート期間を通じた救急部門の研修を行います。さらに月6回程度の時間外救急日直あるいは当直の経験を積むことができます。
平成14年8月に増築した救急治療室は、広くて使いやすいです。
救急治療室
救急外来待合室
科別の救急外来患者数(平成28年度)
科名 | 救急(時間外)(人) | 時間外日平均(人) |
内科 | 5,562 | 15.2 |
精神科 | 8 | 0.0 |
神経内科 | 409 | 1.1 |
小児科 | 849 | 2.3 |
外科 | 246 | 0.7 |
整形外科 | 2,120 | 5.8 |
脳神経外科 | 524 | 1.4 |
呼吸器外科 | 1 | 0.0 |
小児外科 | 21 | 0.1 |
皮膚科 | 432 | 1.2 |
泌尿器科 | 387 | 1.1 |
産婦人科 | 242 | 0.7 |
眼科 | 147 | 0.4 |
耳鼻いんこう科 | 744 | 2.0 |
歯科口腔外科 | 504 | 1.4 |
放射線科 | 0 | 0.0 |
合計 | 12,196 | 33.4 |
入院での研修
指導医の指示のもと、担当医として入院患者さんを受け持ち、治療計画を立てて治療にあたります。
科別の入院患者数(平成28年度)
患者数 | 日平均 入院患者数 | |
内科 | 35,588 | 97.5 |
精神科 | 0 | 0.0 |
神経内科 | 7,653 | 20.9 |
小児科 | 4,182 | 11.4 |
外科 | 9,335 | 25.5 |
整形外科 | 11,783 | 32.2 |
脳神経外科 | 1,507 | 4.1 |
呼吸器外科 | 302 | 0.8 |
小児外科 | 40 | 0.1 |
皮膚科 | 730 | 2.0 |
泌尿器科 | 2,456 | 6.7 |
産婦人科 | 3,738 | 10.2 |
眼科 | 317 | 0.8 |
耳鼻いんこう科 | 1,453 | 3.9 |
歯科口腔外科 | 2,053 | 5.6 |
合計 | 81,137 | 222.2 |