病院長あいさつ
新年度のご挨拶
病院長 亀岡伸樹
新しい年を迎え、ご挨拶を申し上げます。
3年以上の長期にわたって私たちの生活や仕事に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に五類感染症の指定に移行しようやく落ち着いた感があります。日常生活ではマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、社会経済活動もコロナ以前と同様に活発になり、回復の兆しを見せています。
その後も第8波、第9波の流行が続いており、年末にはいくつかの病院で院内クラスターが発生し、診療制限が行われました。インフルエンザやその他の感染症も以前よりも増加しており、私たち医療関係者は、気を緩めることなく万全の体制で医療を提供するため、努力を続けています。
昨年をふりかえると2月には日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審し認定をうけました。1998年の初回認定以来絶えることなく6回目の認定をうけることができました。
7月には一昨年から準備していた「碧南市民病院経営強化プラン」が完成しました。これは5年間の中期計画となっており、急速な少子高齢化の進行、人口減少を見据え、高齢者人口がピークに達する2040年までの長期的な視野に基づいて策定しました。
8月には病棟改修工事が完了し、以前は暗い印象を与えていた病棟が明るく生まれ変わりました。同時に一階の売店や、休憩・食事のできるアメニティスペースを改装し入院患者や外来患者の皆様の環境を整備しました。将来計画や施設整備も整い、文字通り新たなスタートを切る年となりました。
2024年は、病院にとっていくつかの課題が迫っています。4月には診療報酬と介護報酬の同時改定が予定されており、その改定に対応するために、診療の体制や地域の介護施設との連携体制の見直しが必要になる可能性があります。
同じく4月には、労働基準法の時間外労働の上限規制が医師にも適用され、”医師の働き方改革"が本格化します。医師だけでなく、医療職種は職務の性質上、労働時間が長くなり、高い生産性を確保することが困難な職種です。しかし、働きやすい環境を整備し、職員の健康を守りながら、市民の皆様により高品質な医療を提供できるよう努力してまいります。
当院の基本理念は、「温かな心のこもった医療の提供」です。職員全体がこの理念を共有し、碧南市の中核病院として、病院の機能を維持し、医療の質を向上させるために努力しています。進行する少子高齢化社会において、周辺の病院との連携を強化し、機能分担を発展させることで、この地域全体での役割を果たしてまいります。
今後も、碧南市民病院に対してご支援とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
3年以上の長期にわたって私たちの生活や仕事に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に五類感染症の指定に移行しようやく落ち着いた感があります。日常生活ではマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、社会経済活動もコロナ以前と同様に活発になり、回復の兆しを見せています。
その後も第8波、第9波の流行が続いており、年末にはいくつかの病院で院内クラスターが発生し、診療制限が行われました。インフルエンザやその他の感染症も以前よりも増加しており、私たち医療関係者は、気を緩めることなく万全の体制で医療を提供するため、努力を続けています。
昨年をふりかえると2月には日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審し認定をうけました。1998年の初回認定以来絶えることなく6回目の認定をうけることができました。
7月には一昨年から準備していた「碧南市民病院経営強化プラン」が完成しました。これは5年間の中期計画となっており、急速な少子高齢化の進行、人口減少を見据え、高齢者人口がピークに達する2040年までの長期的な視野に基づいて策定しました。
8月には病棟改修工事が完了し、以前は暗い印象を与えていた病棟が明るく生まれ変わりました。同時に一階の売店や、休憩・食事のできるアメニティスペースを改装し入院患者や外来患者の皆様の環境を整備しました。将来計画や施設整備も整い、文字通り新たなスタートを切る年となりました。
2024年は、病院にとっていくつかの課題が迫っています。4月には診療報酬と介護報酬の同時改定が予定されており、その改定に対応するために、診療の体制や地域の介護施設との連携体制の見直しが必要になる可能性があります。
同じく4月には、労働基準法の時間外労働の上限規制が医師にも適用され、”医師の働き方改革"が本格化します。医師だけでなく、医療職種は職務の性質上、労働時間が長くなり、高い生産性を確保することが困難な職種です。しかし、働きやすい環境を整備し、職員の健康を守りながら、市民の皆様により高品質な医療を提供できるよう努力してまいります。
当院の基本理念は、「温かな心のこもった医療の提供」です。職員全体がこの理念を共有し、碧南市の中核病院として、病院の機能を維持し、医療の質を向上させるために努力しています。進行する少子高齢化社会において、周辺の病院との連携を強化し、機能分担を発展させることで、この地域全体での役割を果たしてまいります。
今後も、碧南市民病院に対してご支援とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。